ボックスパターンは、矩形パターンとも呼ばれます。コインの価格変動により、全ての高値と安値が同じ水準で波を描きます。高値同士、安値同士をそれぞれ線で結ぶと、ボックス型のパターンが形成されます。

上昇トレンドで現れるボックスパターンは、多くの場合で上端ラインを突破します。パターン突破は上昇トレンドのシグナルとなり、投資家にロング(買い)を促します。
下降トレンドで現れるボックスパターンは、一般的に下端ラインを割ります。パターン突破は下降トレンドのシグナルとなり、投資家にショート(売り)を促します。


コイン価格がボックスパターンの上端ラインを突破した場合は、強気市場となります:

上図はGate Futures BTC/USDTの4時間足チャートです。2021年09月19日から2021年10月01日にかけて、BTCは$48,000から$40,000まで下落し、その後$40,650~44,670のレンジで推移してボックスパターンが形成されました。価格がUS$44,670のボックス上端を突破した後、強い上昇が始まり、最高$66,000まで達し、47.7%の上昇となりました。
コイン価格がボックスの下端ラインを割った場合は、弱気市場となります:

上図はGate Futures BTC/USDTの4時間足チャートです。2022年05月19日から2022年06月11日にかけて、BTCは$39,000から$26,000まで急落。その後$28,000~32,000のレンジで推移しボックスパターンが形成されました。価格が$28,500のボックス下端を割った後、約$18,000まで下落し、40%以上の値下がりとなりました。
ボックスパターンは、チャートの天井や底で出現することもあります。天井に現れる場合はドーム、底に現れる場合はラウンドボトムとみなされます。このような位置でボックスが形成されると、反転トレンドを示すパターンが現れる可能性が高まります。
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