フラッグパターンは継続型チャートパターンの一種で、長期的な上昇または下降トレンドの中盤に現れることが多く、強気相場の高値圏や弱気相場の安値圏ではほとんど見られません。主に「上昇フラッグパターン」と「下降フラッグパターン」の2種類があります。
フラッグパターンは、長期トレンドの中盤における価格の状況を示しており、パターンの上端や下端が突破されると、既存トレンドがそのまま継続する傾向があります。つまり、上昇フラッグパターンの上端がブレイクされると相場はさらに上昇し、下降フラッグパターンの下端がブレイクされると下落が続きます。
旗の形状に似ていることが、名称の由来です。

フラッグパターンの見分け方

上昇フラッグの上端が突破されれば、強気相場の目安となり、ロングポジションへのエントリーを検討できます。
下降フラッグの下端が突破されれば、相場の下落が予想され、ショートポジションへのエントリーを検討できます。
上昇フラッグパターンの上端突破は強気相場の目安となり、ロングポジションのエントリーを検討できます。

下降フラッグパターンの下端突破は相場下落の目安となり、ショートポジションのエントリーを検討できます。

上昇フラッグパターン:

上図はGate FuturesのBTC/USDT日足チャートです。2020年01月01日から2020年02月28日にかけて、BTCは10,000ドルから41,000ドル付近まで急騰し、その後29,000〜41,000のレンジで推移しました。その後、価格が上昇しフラッグの上端36,000をブレイクすると、64,000まで一気に上昇しました。
下降フラッグパターン

上図はGate FuturesのBTC/USDT日足チャートです。2020年12月28日から2021年05月13日にかけて、BTCは69,000ドルから33,000ドルまで下落し、その後33,000〜45,000ドルのレンジで推移しました。価格が下落し続けフラッグの下端40,000ドルをブレイクすると、17,000ドルまで一気に下落しています。
フラッグパターンは急激な上昇または下降局面でのみ形成されます。上昇フラッグパターンの場合、上端ブレイクには取引量の条件が必要であり、目標値に達しない場合はフェイクブレイクとなる可能性があります。
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