ラウンディングトップ・パターンは、価格の上昇が鈍化し、取引量が縮小して上昇が止まることで形成されます。この過程で、価格は高値圏で横ばいとなった後、徐々に下落し続けます。その結果、図のようにドーム状または丸い丘のような形となります。

ラウンディングトップは、ラウンディングボトムよりも転換サインとして信頼性が高いと考えられています。株価の上昇には資金流入が不可欠ですが、価格の下落は買い手不在で容易に発生するためです。
ラウンディングトップ後の値動きはラウンディングボトムと異なり、ラウンディングトップが部分的に形成されると急激な下落圧力が予想されます。完全に形成された後は、価格がすぐに下落せず、横ばいの持ち合いが続きます。この横ばい領域は「ボウルハンドル」と呼ばれます。
それでも弱気のラウンディングトップのテクニカル的意義は変わらず、ほぼ全てのボウルハンドル領域はまもなく下抜けします。
1.取引の実務では、価格がネックラインを下抜けした時が重要な売りシグナルとなり、買い手は株式を売却して市場から撤退する必要があります。図のように、最も多くの小さな安値を横断する直線を「ネックライン」と呼びます。

2.BTCの市場動向を例に、ラウンディングトップ・パターンの取引への応用を解説します。

上記チャートはBTCの日足です。2021年10月1日から2021年12月5日の急騰後、買い手の勢いが弱まり、上昇は落ち着き、売り手の力が増加しました。この時点で買い手と売り手の力が拮抗し、横ばいの展開となります。2度目の上昇が前回高値を超えられず、価格はゆるやかに下落しドーム状となります。急落により価格がネックラインを下抜けし、下落トレンドが終了しました。1年に及ぶ下落で価格は最大70%以上下落しました。
3.取引におけるラウンディングトップ・シグナルの具体的な売買応用。a.価格がネックラインを下回ると、最初の売りポイントが発生します。これらは比較的積極的な売りポイントで、成功率は高くありません。

価格がネックラインを下回り、リバウンド高値がネックラインを超えられず、下降包み足や宵の明星などの弱気サインが現れれば、2つめの売りポイントが発生します。これは堅実な売りポイントで、成功率が明らかに高くなります。

ラウンディングトップは実際の取引で頻繁に見られ、取引では以下の2点に特に注意が必要です。
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